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占い
このコーナーでは、皆さんのスキーに関する質問にお答えします。
このHPを見て疑問に思ったこと、また普段疑問に思っていること、人に聞くには恥ずかしいかな、と思われるようなことなど何でも結構です。
質問フォーム
からご遠慮なく送ってください。
なお、ご質問を戴いた方には直接メールでもご返事を差し上げます。
元サンシャインパラレルスキースクール校長 山嵜
◆◆
質 問
◆◆
◆モーグル系と基礎スキー系のコブ
(2009/06/07)
◆春スキーの悪雪の滑り
(2008/05/10)
◆横滑りを抑えた切れ味のある滑り
(2007/03/22)
◆ブーツのバックルの締め具合
(2007/03/20)
◆レッスンの受け方
(2007/02/09)
◆内足ターンの滑り方
(2007/02/09)
◆雪上以外のスキー練習
(2006/02/03)
◆深雪滑走
(2006/01/03)
◆アイスバーン(その2)
(2005/03/28)
◆アイスバーン
(2005/03/20)
◆前後差
(2005/03/11)
◆シュテムの癖
(2005/01/13)
◆急斜面、高速での切り換え
(2005/01/13)
◆コブ斜面2
(2005/01/06)
◆コブ斜面
(2004/07/08)
◆内足アウトエッジについて
(2004/02/28)
◆急斜面ショートのスピード制御
(2004/02/15)
◆中2の息子がゴールド受験
(2003/07/13)
◆ストックの突き方
(2003/02/26)
◆「脚のひねり」と「強いエッジング」
(2003/02/10)
◆開脚と閉脚
(2002/02/23)
◆ショートターン・新雪
(2002/02/19)
◆コブでスキーが重なる
(2002/02/12)
◆ライン、上体のブロック
(2002/01/26)
◆ショートターン
(2002/01/26)
◆ゴールドのパラレル
(2001/10/23)
◆ブーツの硬さ
(2001/08/21)
◆スキーのサイズ
(2001/08/21)
◆丸い弧
(2001/03/01)
◆ジャイアントでカービング
◆カービング
◆シェーレンターン
◆回し込み
◆ウェーデルン(急斜面)
◆ウェーデルン
◆ひざの吸収の仕方
⇒もしもドロップシッピング
Q.36
モーグルとかコブは、いわゆる、モーグル系と基礎スキー系の 対応の仕方があると思いますが、
最近、モーグル大会の規約等で、ズラシを使わないようにとのことのようです。
モーグル系では、トップから入ることが多いため、 いわゆる基礎スキー系の横ズラシは、別としても、ズレは使っていると思いますが ビデオなどで、選手の滑りを見ていても、 よいターンとは、どのようなものか、よく分かりません。
少々場違いの気もしますが、 モーグル系と基礎スキー系にまたがる疑問は 基礎スキー系の方に、聞くべきかと思い 厚かましく、質問させていただきます。
よろしく、お願いします。
(Sさんより)
A.
私は、あまりモーグルには詳しくないので的確ではないかもしれませんが。
基礎スキーでも、SIAとSAJでは少し違っているかもしれませんが、
最近のコブの滑り方は、大きく分けると2種類になると思います。
一つはバンクコブ(溝コブ)といわれるようなコースを滑る時の滑り方。
カービングスキーができてきて、従来の丸いコブではなく、樋状のラインの様に掘れたコー
スを滑る。カービングスキーの特性を活かして、そのコースの中をスキーをでき
るだけズラさないで滑る。
これが主流のように思われます。
二つ目は従来と同様な滑り方、ただしカービングスキーになってからはスキー全体
(特にテール)のズレが少なくなってきています。
一つ目の滑り方のほうが、ラインの横移動が大きいのでスピードが抑えられますが、体全体
の動きが大きくなります。(体全体で内傾角を作る)
二つ目の滑りは、下半身が主に使われ上体の移動が少ないが、スピードコントロールが難し
く、スキーを雪面から離さないようにトップを下に下げる操作が重要になります。
現在では、コースが溝コブになってきて、二つ目の滑り方ではうまく滑られない
ことが多く、一つ目の滑り方でスピードがあるものが評価されるのではないでしょ
うか。
モーグルのコースは溝コブではありません、またタイムが測定されポイント加算
されるので、孤は必然的に縦長になると思われます。
言えることは、基礎スキーではスキーの性能を活かした美しい滑りを目指す。
美しさの中には、運動の合理性とかスピードも含まれると思います。
一方、モーグルは速さが重要であり、その速さを保った中でターンの質を高める
ことが求められているのではないでしょうか。
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Q.35
先日のプライズ検定で、春の水気を含んだザブザブ雪が膝下ぐらいの深さで且つ、
たくさんの人が小回りをやってところどころに硬いアイス状が出てきている急斜面という条件での小回りをやりましたが、
それなりにハイスピードで滑ろうとすると、硬いところで体が遅れ、ザブザブで前のめりになってスムーズに滑れませんでした。
前走はハイスピードでスイスイ滑っているように見えましたが、やはりザブザブとアイス状の全体の比率を見て、どちらかに照準を合わせて滑らないとスム−ズに行かないのでしょうか?
それとも1ターン毎に雪に合わせたポジションと力加減にするよう練習すべきでしょうか?(相当な練習が必要?)
(Yさんより)
A.
雪質や斜面の状況がはっきりとわからないので、正確なところは わかりませんが・・。
やはり、その時の状況に合わせて、滑りを変えられることが必要でしょう。
春の柔らかく重い雪では、荷重を強くするとスキーが潜りすぎて操作性、スピー ドが落ちますし、アイスバーンでは確実なエッジングが必要です。
それらを瞬時に使い分けることは非常に難しく、相当の練習が必要です。
ただし、検定などの場合は、自分の得意なラインを選択することもできるので そういうタクティクスが必要かと思います。
一般的には、アイスバーンを避け、柔らかい雪の上を通る方が確実でしょう。
実際の場面と、Yさんの滑りが判らないのでコメントが難しいです。
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Q.34
初めまして。我流でスキーを滑ってます。
横滑りを抑えた切れ味(滑らかな)のある滑りをするにはどうした良いのでしょうか?自分の滑った跡を見てみると横滑りの跡があります。上手な方の滑り跡をみると綺麗な線(滑らかなS字)がスーッと入ってます。
エッジを立てて角度を付けて切れ味を出そうとしているつもりですがターン時にズズッ、ズズッと横滑りしながらターンしてます(滑らかなS字はできてません)。
指導書等をみると「トップを前に」とあるのですがどうしたら良いでしょうか?ご指導宜しくお願いします。
(Mさん(30代)より)
A.
「切れ味(滑らかな)のある滑り」をしたいとのこと。
スキーはカービングでしょうか?古いタイプのスキーだとかなり難しいかもしれ ませんが、カービングならばちょっとしたコツを掴むことでできると思います。
> エッジを立てて角度を付けて切れ味を出そうとしているつもり
これはエッジングの感覚をまだ掴んでいない、もしくは体の使い方が違うのかも しれません。
まずは、横滑りと斜滑降(さらにはカービング)を交互に繰り返す練習をするこ とです。
横滑り(斜め前方)の時に重心は、スキーの向きよりも斜め下に進みます。
斜滑降の時には、スキー向きと同じ方向に進みます。(カービングの時はエッジ の向きのカーブを描く)
この違いを体で感じられることがまず必要です。特に足の裏で、自分のスキーが 今、どんな動きをしているのか感じられることが大切だと思います。そしてカー ビングしている時には、遠心力を足の裏と体全体で感じることです。
練習の感覚として
横滑り
↓
足裏でエッジを立てる
↓
斜滑降
↓
脚部から体全体でエッジを立てる
↓
カービング
これができるようになったら
中回りくらいのターンで、ターン最後にしっかりとエッジを立てて、スキーがず れないようにする。
そうして、エッジを立てるタイミングをだんだんと早くしていく。
このような練習が効果的かと思います。
実際に、雪の上ならばもっと解りやすく伝えられると思うのですが。
この質問にはいろいろな要素があり、難しいです。
こんなところでお許し下さい。
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Q.33
ブーツのバックルの締め具合について教えてください。
いつもきつく締めておくべきか、緩めがいいのかどっちなのかなと思うことがあります。整地・不整地・コブ・深雪・パウダーなのかザラメ雪なのかなど、バーンや雪質によって締め方は変わるのでしょうか?ゆるいとビンディングの開放がうまくいかずケガにつながるのかな?あるいは逆に遊びがあったほうがケガしにくいのかな、などと色々考えてしまいます。よろしくお願いいたします。
(Iさんより)
A.
基本的には、足とブーツの間に隙間はない方が良い。
隙間があると、力の伝達が損なわれることになりますから。
ということは、きつく締めていたほうがいいことになりそうですが、きつく締め
ると足に負担が多くかかり、疲れやすくなります。
私の場合、普段のレッスンでは若干緩めです。きついと感じない程度の締めかた です。長い時間履いていることと、あまりきつくすると足首の動きが見えなくな るからです。ただし、大会(デモ選、ポールなど)の時はできるだけきつく締め ます。そしてゴールしたらすぐに緩めます。また上級者のレッスンでスピードを 出して滑るとか、アイスバーンの時も若干強めに締めます。その方が正確なスキー 操作ができると思うからです。
> ゆるいとビンディングの開放がうまくいかずケガにつながるのかな?あるいは逆
> に遊びがあったほうがケガしにくいのかな
ゆるいと、ブーツの中で足がねじれ、捻挫の可能性が大きくなります。
ゆっくり滑る時は、少し緩めでも良いと思いますが、ハードなすべりをする時に は適度に締めておいた方が良いと思います。その際には、バックルの微調整を活 用してジャストフィットさせることが大切だと思います。
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Q.32
昨年スキー場に行った際には必ずスキースクールに入校して教えていただきました。
自分では一応パラレルターンができていると思うのですが、今まで我流で滑っていたせいでいざ滑りを見てもらうと、ほとんど膝や体が動いておらず棒立ちになっており、少し急斜面になると恐怖心で上体が後ろに行くなど、技術以前に基本的な部分で多くの悪い面が指摘されてしまいました。
今年もスキー場に行った際にはスクールで教えて頂こうと考えていますがこのような中途半端なレベルだと、レッスンの階級を初級にしようか中級にしようかそれとも個人レッスンがいいのか悩んでしまいます。
誠に勝手な質問ですが何かアドバイスがございましたらお願い致します。
(Aさん(20代)より)
A.
メールありがとうございます。
スキーの楽しみ方は人それぞれなので、これしかないというものはないと思いま す。
Aさんが、自分で基本から教わりたいと思ったらその旨をスクールに伝えて、 初級の班に入った方が良いでしょう。
大きいスクールならば、クラス分けがあると思いますのでそこで普段の滑りをゆっ くりすることが良いのでは。
お金に余裕があるのならば、やはりプライベートレッスンが一番効果的です。イ ントラの方も、多数の人の欠点を直すより、一人の方の欠点を直す方が集中して できますから。
どういうレッスンにしろ、イントラから聞くだけ、イントラの滑りを見るだけで はなく、イントラにいろいろ聞くということが上達の秘訣ではないでしょうか?
聞かれて、答えられないようなイントラに教わっても上達は?、と思います。
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Q.31
内足ターンの滑り方について、教えてください。
自分の考えるステップ・アップとしては:
1. 内足1本で斜滑降をできるように
2. 直滑降から内足谷周り、そして停止
3. 連続した内足ターン
となりますが、それぞれのステップで有効な練習方法などありましたらご教授頂ければ幸いです。
(Tさんより)
A.
ご質問の件ですが、
内足ターンの習得=小指側のエッジ感覚の習得 ということと思います。
私の考えでは、まず斜滑降の前に横滑りの練習が必要かと思います。
内足の斜滑降(もしくはカービング)はバランスをとるのが非常に難しいので、 横滑りからズレを伴った内足ターンにもって行くほうがよいかと思います。
山足外エッジでの横滑り(できるならば斜滑降)
片足直滑降から外エッジでの山回り
ターン後半、外足インエッジに乗りそこからアウトエッジに切り換える。(In to Out 内足ターン)
片足スキー
いずれの場合も、ズレからキレへと発展させればよいと思います。
こんなところでしょうか。
頑張ってください。
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Q.30
スキーの技術に関する質問ではないので誠に失礼なのですが、思い切って質問させていただきます。年に数回スキー場に行くのですが、自己流である程度滑れるようになって、そこからなかなか上達しません。
もっとうまくなりたいと思っていますが、地元が雪国ではないので頻繁にスキー場に行くこともできず、いかんせん経験不足です。スクールで長期的に指導を受けなければうまくならないというのが固定概念になってしまいました。今後少しでも上達するためにどうすればよいのでしょうか?
(Aさんより)
A.
スキーはやはり実際に雪の上で滑ることが上達の早道だと言えます。
しかし、雪の上以外でも上達する方法はいくつかあります。
まずはイメージトレーニング。
一番簡単なのは、上手い人の滑りのVTRを見ることです。そしてその動きを自
分に重ね合わせて、自分が滑っている姿を思い浮かべることです。
もう一つは、スキーの動きを部分的でもかまわないので実際に動いてみることで
す。
足の裏のエッジングのときの力のかけ具合(親指側、小指側)。
足首、膝、股関節の曲げ具合。
上半身、下半身の捻り。
ターン時の内傾具合。
ストックワーク
などです。
ただしこの場合、スキーは常に動いていてターンするときに遠心力が働いている
ことを念頭に置かないとなりません。
また最近はインラインスケートがカービングスキーと動きが似ているということ
で、スキーの夏場のトレーニングとして導入している人が多いので、試してみた
らどうでしょう。
以上簡単ですが私の考えです。
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Q.29
。ここ最近の豪雪で深雪を滑る機会が増えました。
そこで質問です。深雪では体重の前後の移動は抑えたほうがいいのでしょうか?
先日見事に360度前転してしまいましたが、板は外れていませんでした!よろしくお願いいたします。
(Iさんより)
A.
深雪滑走では、トップを浮かすことが必要なのでやはり前に荷重することは控え た方が良いでしょう。
トップを浮かすために、後傾になるのではなくつま先を引き上げるようにするこ とが必要だと思います。
また、滑り出しやスピードが出ない時には上体の使い方で楽に滑ることができま す。(外腕の先行動作など)
新雪、深雪は体で覚えるしかない部分が多いような気がします。 頑張ってください。
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Q.28
「エッジ感覚を磨くこと」、頑張ってみます。
ところで、マテリアルとスキー操作についてもう少し質問があります。
1.サイドカーブのきついスキーはアイスバーンに弱い。(ズレやすい)
2.フレックスが硬いほうがアイスバーン向きである。
3.トップ荷重を意識したほうがアイスバーンではズレにくい。
これらがぼくが立てている仮説ですが、正しいでしょうか?
よろしくお願いいたします。
(Iさんより)
A.
ご質問についてですが、
>1.サイドカーブのきついスキーはアイスバーンに弱い。(ズレやすい)
一概には言えないと思います。
サイドカーブがきつくてもトーション(ねじれ強度)が強ければ、アイスバーン に強くなります。トーションが弱いスキーはサイドカーブが緩くてもアイスバー ンには弱いものです。(初心者用のスキーなど)
> 2.フレックスが硬いほうがアイスバーン向きである。
フレックスが硬いと通常トーションも強くなります。ですから正しいような気も しますが、フレックスの硬い板は体重や脚力がないと撓んでくれないので、操作 は難しくなります。
ですから、これも一概には言えないのではないでしょうか。
> 3.トップ荷重を意識したほうがアイスバーンではズレにくい。
これは違います。
トップ荷重が強いと、テールの押さえが小さくなりテールがずれやすくなります。
やはり、スキーの性能はいろいろな要素のバランスがあるので、容易にこれがい いとはいえないと思います。
以上が私の考えです。
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Q.27
先日は、レッスンありがとうございました。
いつも症状に応じた独特の練習方法をご教示頂けるので本当にサンシャインパラレルはレッスンを受けるたびに感動します。
今日はアイスバーンの滑り方について質問です。
突然の「ガリッ」という音とともに板がズレて両足が開き、怖い思いをする局所的アイスバーン。
校長先生はなぜ音も立てずに滑っていけるのでしょうか?
アイスバーンの上手な滑り方についてお教えください。よろしくお願いいたします。
(Iさんより)
A.
アイスバーンの滑り方ですが、
第一は、エッジのチューンです。
丸まったエッジではどんな人でも固いアイスバーンは滑れないでしょう。
第二はエッジ感覚を磨くことです。
軟雪を滑る場合は、エッジを立てれば雪にスキーが潜り、滑走面で雪を押し出し (掻き削り)ながら滑っています。滑走面で雪の上を滑っているので、安定感が あります。
アイスバーンの場合、エッジを立てても雪に潜ることはなく、エッジの角で滑る ようになり、不安定になります。ですから細いエッジだけで滑れる感覚が必要に なります。これは、外足のインエッジ、内足のアウトエッジ両方のバランスです。
第三として、アイスバーンはズレるものだと思って滑ることです。
そして、もし自分が思う以上にスキーがずれた時には、そのズレに乗っていくこ とが大切です。
そこで踏ん張ろうとしてもスキーはズレるばかりです。大概の人 はスキーがズレて下方向に落ちていくと、自分はその場所に留まっていようと体 を山側に寄せてしまいます。それで足元だけが下にズレて転倒、という結果にな ります。
足元がズレたら、そのズレに合わせて体をズレ方向にもって行き、エッジがグリップした時に体勢を取り直す、という心構えが必要だと思います。
まだあるとは思いますが、技術的には雪質を問わず同じ技術で滑れるはずです。
バーンが硬いと、足裏が狭くなっていきます。それに対応するには、最終的には 経験で補うしかないような気がします。
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Q.26
最近、スキーの前後差について悩んでいます。3年ほど前、貴スクールにお世話になったときスキーの前後差は出さないように滑るべきと教わりました。
しかし特に深回りでは内足のリードが大きく出ると思います。また、内足をリードさせると外足加重が確実になるしカッコよく滑れてる気もします。これは前後差をつけていることになるのではないか?では良い前後差、悪い前後差といったものはあるのでしょうか?よろしくお願いいたします。
(Iさんより)
A.
前後差はつけるものではなく、自然にできるものだと思います。
滑っているときの、腰の向きの面と爪先を結んだ線が平行になるのが自然な前後 差だと思います。
これは、左右のスキーに対して同じように荷重する為には上記のようにすること が必要と思います。
前後差を腰の向き以上につけた場合、外スキーはトップ側へ荷重、内スキーはテール側への荷重となり、外スキーのテールがズレ易くなります。
左右のスキーを別々に使う(ステップ動作など)場合はその過程として前後差が 大きくなる場合がありますが、現在のカービングスキーはパラレル操作が主流の 為、両スキーを同時操作する機会が多いと思います。その状況での前後差は上記 のようにするのがベストと思います。
深回りをする場合も、スキーのサイドカーブを使った深回りでは、前後差をつけ る必要はないと思われます。
どうでしょうか
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Q.25
現在、私のスキーレベルはシュテムターンからパラレルに移行していると自己認識です。
そこで、教えていただきたいのは、なぜパラレルにならないのでしょうか?ということです。
メールだとうまく表現できないのですが、ターン中〜終わりにかけて片足だけで滑ることができるので、 外足荷重はなんとかできていると思っていますが、切換えということがよくわかりません。
インラインスケートをやっていますが、直線からターンに入るときには、重心をターン内側に傾けると同時に、 腰を捻ることにより外足荷重し、エッジを傾けています。これと同じだとしても、スケートのように思うように、内側に傾けることができません。
カービングでは、内足の小指に力を入れると、外足のアウトエッジが立つという表現がありましたが、どのようなやり方をしてターンをしているのでしょうか?
過去に掲示板で情報を集めましたが、納得できる回答はでず、また雑誌、本などでも、わかりません。
直滑降していると仮定して、ターンをする場合、どのような順序になるのでしょうか?
また、一人で練習する場合の練習方法(ストックを使う、手で内足をつかむなど)などありますでしょうか?
たいへん恐縮ですが、アドバイス、感想など何でも結構ですので、ご回答いただければと思います。
(Yさんより)
A.
HPをご覧いただき、ありがとうございます。
シュテムの癖が抜けないというのは多くの人の悩みのようです(本人の自覚のあ るなしを含めて)。
パラレルにならない一番の原因は重心(腰付近)の移動ができないことだと思い ます。
スキーはほぼ円運動(半円運動?)ですから、重心は常にターン弧(スキーの軌 跡)の内側にあり、ターンとターンのつなぎ目(切り換え時)でスキーのターン 弧と交差します。
シュテム(山開き)の場合、山側スキーを開きだすことで重心を次のターンの外 足より内側にしています。この方法がとても楽なのでシュテムの癖が抜け切らな い人が多いようです。
ターン後半には外足(谷足)に乗ることができるとのことですが、常に外足だけ で滑ろうとしていると、これもシュテムの原因になり得ます。ターン後半、谷足 1本に乗り、自由な山足をつい開きだしてターンのきっかけをつくっている。こ のようなことも考えられます。
このシュテムの癖を直す練習方法は種々あるとは思いますが、まずはターン後半 に両スキーに乗る(両足均等荷重という意味ではありません)ようにします。2 本のスキーをできるだけ滑らせるようにすることです。その状態から両スキーを 同時にフラットに踏めるように動くことです。
練習方法としては、HPのアニトレで紹介している 「OUT to IN」
http://homepage2.nifty.com/YAMAHIGE/school/technique/out_in.htm
また「パラレルトレーニング」
http://homepage2.nifty.com/YAMAHIGE/school/technique/para-tr1.htm
などが良いのではないでしょうか。
インラインスケートでは、平地で行なっているので左右への傾きで回れると思い ますが、スキーは斜面で行なうので谷方向へ傾く必要があります。この、谷方向 へ傾くということが、恐怖感もありなかなか習得できない動きのようです。
ターンの切り換え時では、自分の胸をスキーのトップより谷側の斜面に近づけて いく意識が必要だと思います。
> カービングでは、内足の小指に力を入れると、外足のアウトエッジが立つとい
> う表現がありましたが、どのようなやり方をしてターンをしているのでしょうか?
この表現が良くわかりません。
「エッジを立てるのは足裏」
http://homepage2.nifty.com/YAMAHIGE/school/technique/ashiura.htm
「レールターン」
http://homepage2.nifty.com/YAMAHIGE/school/technique/railturn.htm
これらなどは参考にならないでしょうか。
> 直滑降していると仮定して、ターンをする場合、どのような順序になるのでしょうか?
これはHPの
「ズレの多い山回り」
http://homepage2.nifty.com/YAMAHIGE/school/technique/yamamawari.htm
「直滑降-カービング」
http://homepage2.nifty.com/YAMAHIGE/school/technique/tyoku.htm
を参考にして下さい。
アドバイスになっていれば幸いです。
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Q.24
スキー歴16年でSAJ1級程度です。
ずっとレースをしているのですが、緩斜面に比べて急斜面での大会や高速でのターン が著しく苦手で悩んでいます。
とにかく必ずすぐ後傾になってしまいます。
ビデオで普段の滑りを見ると、常に後傾ポジションなのではありませんが、他の人に 比べて切り替え時に足首と膝が伸びきって、脛の角度が緩んでいます。
その際に急斜面だと身体が遅れてしまいます。
また、切り替え時に脛とブーツのタンが離れる感覚もあり、いわゆる「足首の緊張感」 というものがよくわかりません。(無いと思う)
こんな滑りなのでコブ斜面では2ターンで暴走し、深雪も苦手です。
ダブルストックで身体を思い切り谷に落とそうとしても、やはり膝が伸びきってしま います。
やはり、私が急斜面が下手なのは「足首の緊張感」が無い(脛の角度が緩む)ことが 大きな原因なのでしょうか?
また、それを改善するには、どんな練習や意識(雪上・陸上問わず)が必要なのでしょ うか?
(Mさんより)
A.
HPをご覧いただき、ありがとうございます。
> ビデオで普段の滑りを見ると、常に後傾ポジションなのではありませんが、他の人に
> 比べて切り替え時に足首と膝が伸びきって、脛の角度が緩んでいます。
やはりこの欠点を直すことが、最大目標でしょう。
まず、ターンの切り換え動作が常に立ち上がりになっているのではないでしょう か?
高速時に立ち上がりを行なおうとすると、どうしても体が後ろに引けやすくなり ます。そこで切り換え時に脚を曲げながらエッジを切り換えることを練習する必 要があるのではないでしょうか。
コブ斜面でもこの切り換えができないと、上手く滑ることができないでしょう。
練習方法として、フォールライン方向への横滑り(脚を伸ばしながら)から脚を曲げて、 胸を谷側斜面に近づけるようにしながら、スキーをフォールライン方向に向け回 しこんで逆側の横滑り(脚を伸ばす)へと移行します。
ポイントは、横滑りの時に脚を伸ばしながら、両スキーの山側のエッジで雪面を 捉えていること。次に脚を曲げながら重心をスキーの上から谷側方向に移動させ ることです。
この練習が慣れてきたら、横滑りの時に徐々にエッジを立てるようにして左右方 向へ移動、通常のターン弧に近づけるようにします。
この練習で、脚を伸ばしながらターン弧を作り、脚を曲げながらエッジの切り換 えをする動きがある程度わかると思います。
足首の緊張が緩むのは、重心移動の方向が悪いせいだと思います。エッジ切り換 え時に、脚を伸ばすにしろ、曲げるにしろ自分の胸をスキーのトップより谷側の 斜面に近づける感覚が必要ではないでしょうか。
他にもいろいろあるとは思いますが、解決の1つになるかと思います。
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Q.23
コブの斜面を滑るとき、スピードがですぎてスムーズに滑ることができません。どうやったら減速できて、安定した滑りができるんでしょうか?教えてください。
(Tさんより)
A.
メールありがとうございます。
>コブの斜面を滑るとき、スピードがですぎて・・・
ということですが、スピードコントロールの第1歩はスキーをズラすことです。
カービングスキーを履いていても、エッジをズラせないと自分の思うようには滑 れません。
そのためには、まず横滑りの練習からですね。上体のバランスを保ち、足裏でエッ ジの角度を感じながら、フォールライン方向、前下方向、後ろ下方向に好きな角 度でズラして行けるようにして下さい。
次には、スキーをズラしながら回すこと。足首、膝、股関節を使い、特に足首を 意識して使って、自分の好きな大きさの弧を描けるようにします。テールをズラ すのではなくトップを回す意識が必要です。
ここまでは整地で練習できます。
コブ斜面では脚の曲げ伸ばしが必要になります。
スキーをズラしながらコブに合わせて脚を曲げ伸ばし。(斜滑降)
また、コブの頭で脚を曲げながらトップを谷に向け、コブの下側を脚を伸ばしな がらスキーを回しこんで山回り。
コブ斜面の中で、ゆっくりと大回りから中回り。
慣れてきてから、コブの溝を狙う小回りへと練習してください。
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Q.22
コブの斜面を、うまく滑れません。若い頃は、なんとかヒョイ、ヒョイとすべれたのですが、今は、コブをみると、恐怖心が先で、だめです。まだまだスキーを、やりたいので、アドバイスおねがいします。
(Y.K.さんより)
A.
かつて滑ることができていたということは、それなりの技術はお持ちだと思いま す。それなのに恐怖心が出てきてしまうということは、体力的衰え、または精神 的に弱くなってしまった。このどちらか、または両方が原因でしょうか?
体力に関していえば、まずは筋力、それも腹筋と背筋がコブ斜面では必要でしょ う。脚力も必要ですが、フラットでない所で全身のバランスをとるためには、腹 筋・背筋が大きな役割を果たします。まずは夏場に普段の健康維持も兼ねて、筋 力アップを考えられたらいかがでしょう。
体力の二つ目に視力があります。私も最近感じてきたのですが、通常の視力と共 に動体視力が歳をとるにつれ落ちてきます。通常の視力は眼鏡等で矯正できます が、動体視力の方は難しいようです。普段から動きのあるものを目で追ってみる ことでも良いのではないでしょうか?これに関しては私も良い方法を知りたいと 思っています。
最後に、実際に滑るときのことですが。
コブ斜面を速く滑りたいのでしたら、体力がまず必要ですがゆっくりでよいなら、 それなりの滑り方があります。
まずは、うまくズラす。それもスキーを回しながらズラすことでスピードと方向 の調整を行います。
次には、目線を安定させる。
動体視力と関係すると思いますが、目線が不安定だとスキーをうまくコントロー ルできず、自分の思ったラインで滑ることができません。
その目線を安定させるには、脚の曲げと上体の谷側への移動をスムーズに連動さ せる。目線を足元ではなく斜面下方向に向ける。自分の足元が常に下に落ちてい るのだという意識をもつ。
⇒
参考アニトレ
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Q.21
内足アウトエッジについて
先日スクールで指導の方が、内足のアウトエッジのみで滑ってました。外足のイン エッジに十分足場がつくれていれば、必要のない技能と思ったのですが、どのような 状況の時に必要なのでしょうか?
必要であれば、習得したいのですが、どのような練習方法があるのか教えてくださ い。
(Tさんより)
A.
最近のカービングスキーではその性能を引き出すために、4本のエッジを有効に使って滑ることがよく言われます。ターンの際には外足インエッジと内足アウトエッジをバランスよく使うのが最も良いと思います。
スピードの高い次元では、ターンの際の遠心力に耐えるには外足のみより、両足で踏ん張るほうが有効です。
かつては、リカバリー能力を高める為に内足ターンの練習をしたものです。
ですから、内足の使い方を練習する事はスキー技術を高める為に必要なことだと思います。
練習方法としては、
片足スキー
内足ターン
片足でインエッジからアウトエッジへの切り替え、逆にアウトエッジからインエッジへの切り替え
レールターン
まだまだあると思いますが、要はアウトエッジもインエッジと同様にズラしたり、切ったり、回したりできるようにすることです。
簡単ですが、納得頂けるでしょうか。
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Q.20
スキー歴3年目のお父さんです。
今期はショートターンの会得を目標にしてますが、急斜面での滑降中、バーン後半 で、スピード の制御が難しくなりオーバースピードぎみになってしまいます。
自分で考えるに、ズレの量が少ないせいか、 深廻しが十分でないかと思うのですが、はずれて ますか?
ご指導のほど宜しくお願いします。 先生のアドバイスを明日の稽古に取り入れます。
(Nさんより)
A.
ご質問の件ですが、滑りを実際に見ていないので確実とは言えませんが たぶん大賀さんの言う通りだとは思います。
ただし、いくつかポイントがあると思います。
ズレに関して
ズレるのか、ズラすのか?
自分で意識してスキーをずらしているか?
そうでなければ、足首、膝、股関節の使い方がうまく連動して ないのでは?
深回りに関して
ズラしても、キッても深回りはできる。
深回り=ズラし、ではない。
ターン後半は基本的にはキレだと思います。
ターン前半にズラしによる方向付けを的確に行い後半はキレを使い
スキーの返りを利用して次のターンに繋げる。これが基本だと思います。
練習方法
ブーツを中心とした回旋(プロペラ)とトップを中心とした回旋(テールジャンプ)を使い分けられるようにすること。
これが全てではないと思いますが、これができるようになれば、ずいぶんと変わると思います。
簡単ですが、以上です。 頑張って下さい。
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Q.19
たまたまこのホームページを見たので、失礼を省みないでメールを書いています。 毎年行ってるスクールには大変言いにくいので、助言をいただければと思います。
現在中2の息子の件なんですが、昨シーズン終わりにゴールドの検定を受けました が、 結果は、小回りと総合滑降で各1点づつ足りませんでした。
検定の先生に不足な点を聞きましたら、「技術的にはうまいが積極性が見られな い。」ということでした。
どこを直せばいいのか、質問してみましたが、特に無いということでした。
本人は、最近ビデオや本をみているようですが分からないようです。(いままで勉 強などしたことがないのに!!)
本人を見ていないので、難しいとは思いますが積極性を出すには、普段どこに気を つけて練習させたら良いのでしょうか。
親は教えられる技術を持ち合わせていないし、スクールも遊びが主になってしまっ ているので、少し悩んでいます。
もし、少しでも手掛かりになるようなことがあれば教えていただけないものでしょ うか。
今までは、少しでも人並みに滑れるようになりたいが目標でしたが、 楽しみが検定に移ってきたもので、今年から親子3人ゴールド取得!!(親父はシ ルバー止まりかも)
(Mさんより)
A.
ホームページをご覧いただきありがとうございます。
やはり、技術に関しては実際の滑りを見ないと、適切なことは 言えないとおもいます。
ただ、中2の息子さんはポール競技などはやっているのでしょうか?
中2くらいでゴールドに受かろうとするならば、相当スピードとかエッジ のキレが良くないと合格できないと思います。
技術が良く、積極性がないと言われるのはそこらへんに原因があるのではないで しょうか?
最近のカービングスキーでは、スピードが以前よりも求められる傾向にあります。 スピードを出すためには、エッジのズレを最小限に押さえることが重要です。
練習方法として最適なのは、硬いバーンでの練習です。硬いアイスバーンでは欠 点がすぐ出てきます。
重心の位置、スキーの踏み方、体重移動など。それらをスピードを維持したまま 調整できるような練習が必要なのではないでしょうか。
また、ゴールドの検定斜面は急斜面でコブ・不整地を含むとありますので、ある 程度高度なバランス感覚や筋力・体力も必要です。
それらを高める練習方法は、多岐にわたりますので省かさせていただきますが、 まだ中2ということですから、あせらずに楽しみながら練習していって欲しいと 思います。
スキーは奥が深いですから。
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Q.18
はじめまして。今日は、ストックの突き方を教えて欲しくてメールしました。どうしても突いたときに、ストックが後ろに引っ張られるというか、流れるというかしてしまいます。これを直すにはどのように突けばよいのでしょうか?是非宜しくおねがいします。
(Tさんより)
A.
ストックワークではホームページに下記のように載せています。
>滑降姿勢の状態から、肘と手首で手首を中心にストックを振る。
>ストックを振る方向は胸の向きと平行に振る。
>突く位置は胸に対して常に変わらない。
>・深回りでは、スキーの向きと胸の向きが大きく違うために
> ブーツ近くに突くようになる。
>・浅回りでは、スキーの向きと胸の向きが近くなるためにスキーの
> トップ近くに突くようになる。 ついたら手首を返す。その時自分の
> 重心は、前のターンの内側から次のターンの内側へと移動している。
ここで言い足りなかった(強調し足りなかった)のは突いた後の動きでした。 突いただけでストックワークが終わると、体全体は滑走しているので、 腕が後ろに引けてしまうようになります。
そうならないためには、突いた後に手首を下に返す(ストックのリングを後ろに 戻す)動作が必要です。そこを意識してするかしないかで、ストックに重心を取 られて後傾になることがよくあります。
ストックワークのイメージは突くことで終わりではなく、突いた後の動きも 含めて作ることが必要です。
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Q.17
ある程度の急斜面(20度以上)で小回りをする時、 「脚のひねり」と「強いエッジング」が必要になると 思います。そこで「強いエッジング」ができるように なるための、具体的な練習方法がありましたら 教えていただけますでしょうか。
(Tさんより)
A.
ご質問の通り、急斜面になるほどスピードコントロールするためには ひねりとエッジングの強さが必要になってきます。
一般的な練習法としてあるのが、ストッピング=直滑降からの急停止でしょう。上体 はフォールラインに向けたまま脚のひねりでスキーを回し強いエッジングとアン ギュレーションのバランスでスキーを停めます。
しかし、これだけだと動きが連続していないので、不充分でしょう。
もうひとつは、テールジャンプのウェーデルンが良いのではないかと思います。
ただ左右に飛ぶのではなく、着地してから脚部を捻りこみ、強いエッジングで 足場を作りスキーをたわませる。そして、そのスキーの反動を利用してジャンプ ができるようにします。また急斜面ほど練習効果が上がると思います。
ご参考までに
http://homepage2.nifty.com/YAMAHIGE/school/technique/vtr/talejump.htm
をご覧下さい。
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Q.16
できれば開脚・閉脚の両方ができるようになりたいです。
ワンポイントアドバイスありましたら、お願いいたします。
(Iさんより)
A.
開脚と閉脚は別物ではなく、開脚のスタンス幅が狭いものが閉脚です。
閉脚で滑ろうとしたときに、スキーを揃える事・膝をつけることだけに 意識がいってしまって、足裏のエッジの感覚がなくなってしまっている人が多い ようです。
閉脚で滑っていても、4本のエッジの感覚さえあれば、クネらないで滑ることが できるはずです。
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Q.15
今日は2点ほど教えていただきたくメールします。
1.よく人から、『君のショートターンは腰が動く。あるいはブレる、回る。』など と言われます。昔はもっとクネクネしていたが、今は随分ましになったがまだ若干、女っぽいとも言 われます。この原因と対策について教えてください。
2.新雪あるいは深雪の滑り方について教えてください。怖いのは、スキーのトップが雪の中に取られてしまって転倒しそうになることです。たとえばジャンプするように滑っている人をよく見かけますが、そんな感じでいいのでしょうか?また新雪で、かつコブってる場合はどうでしょうか?
(Iさんより)
A.
まず、
> 昔はもっとクネクネしていたが、今は随分ましになったが
> まだ若干、女っぽいとも言われます。
女っぽいと言われるのは、
閉脚で滑っている。
膝が着いていてスキーは離れている
のどちらかのような感じだと思うのですが、 いずれにしろ、ズレが多くエッジを使っていないのではないでしょうか?
もし、そうならば、まず気をつけることはスタンスを変えることでしょう。 ナチュラルスタンス(腰幅、股関節の幅)で脛を平行にする。 そうして、左右、イン・アウトのエッジを有効的に使う滑りをする事が必要だと思います。
> ショートターンは腰が動く。あるいはブレる、回る。
このことは、多分小回りのときに、膝から下だけでスキーを操作しようとしているせ いではないでしょうか? 前にも説明したと思うのですが、脚部(腰から下)でスキーを操作する。 股関節の動きを意識して使う。ことが必要だと思います。
> 2.新雪あるいは深雪の滑り方
新雪・深雪ではスキーのトップを雪面から浮き上がらせる事が、第1に重要です。 そのために、爪先を上にあげるような足首の緊張が必要です。そして若干踵寄りの荷重で 操作することです。(けっして後傾ではない)
> たとえばジャンプするように滑っている人をよく見かけますが、
> そんな感じでいいのでしょうか?
スピードがないとき(スタート直後や中緩斜面など)は、そのようにジャンプ系や伸身系の 技術で、体全体を使ってもぐったスキーを浮き上がらせる事が必要でしょう。 スピードが出てきてからは、上体を安定させ、屈身系の技術でスキーを上に引き上げるようにして 浮き上がらせる事も必要です。
その他に気をつけることとして、
閉脚のほうが浮力を得られるから有利。
ストックに頼らない。
浅い孤からスタートする。
重心移動をゆっくりと行う。
などがあるでしょう。
> また新雪で、かつコブってる場合はどうでしょうか?
この状況は、コブ斜面の上に新雪が積もり、コブがどこにあるかわからない状況だと思うのですが。 これは、誰にとっても非常に難しい状況だと思います。 こうすれば滑れるという方法は思い浮かびません。
ただし、私が気をつけている点としては、
足裏感覚を常に敏感にして、足裏で雪面の状態を探りながら滑る。
何時スキーのトップがコブに当たるかわからないので、前傾過多に気をつける。
体軸を常に意識し、スキーを正確に踏むようにする。
新雪よりコブを意識して滑る。
スキーを浮かせすぎない。
こんな事に気をつけて滑っています。
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Q.14
我流で覚えたせいか、コブや新雪などではフォームバラバラでみっともないんです。
とくに、板が前で重なってこけそうになることが多いのですが、どこに注意してすべれば、重ならないようになるでしょうか?
(初心シャさんより)
A.
我流で滑っている方は、どうしても自分でも気づかない欠点とか、 悪い癖があるものです。誰かにすべりをみてもらうという事は、必ず、 レベルアップに繋がるので、ぜひそういう機会を作る事をお薦めします。
ところで、ご質問の件ですが、
スキーが重なるということの一番の原因は、足首に緊張がないことだと思います。
足首の緊張とは
・足首を曲げた状態で力を入れる
・爪先を上に引き上げる
・爪先と脛でサッカーボール等をはさんで落とさないようにする
のような力の入れ方です。
これがないと、スキーの向きが安定しません。
次に考えられる事は
パラレルのスタンスが確立していない。
つまり、プルークのスタンスが抜けきらないのではないか、ということです。
これを直すには、日常スキーを履いていないで立っているときに、自分の足の向きを確かめ、 今スキーを履いていたらどういう状態になっているだろうか、ということに 気をつけてみると良いと思います。そして、パラレルスタンスにするには足の向きを どうすればよいか、どこに力を入れなければならないか、を練習すれば良いでしょう。
あと、フォーム関しては平滑な中斜面で、胸の向き、腕の構え、ストックの突き方などを、 ゆっくり何回も練習して、体に覚えさせる事です。
ただし、このときも誰かに見てもらうか、ビデオに撮るなどをしないと自分だけで直すのは 難しいでしょう。
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Q.13
1,ターンがカービングになっているか、スキッディングになっているかを滑りを見て いる人はどのようにして判断するのでしょうか。 たとえば雪けむりを派手に上げていればズレが多いといえるのでしょうか?
2,小回りでは上半身をブロックして・・・とよく言われますが、先生の言われる『上 半身が常にフォールライン方向に落下していき、下半身(脚部)でスキーを操作す る』ためには上半身はかなり意識的に『前に乗り出す、前のめりになる』ようにする のでしょうか?
あるいは切り替えの時に外スキーをかなり強く踏めばいいだけとか(想像ですが)、 そういったコツがありますか?
(それは後傾にならないように滑ることにも通じるような気がしますが・・・)
ご多忙中のところを誠に恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
(Iさんより)
A.
1について
おっしゃるように、雪煙でも判断できますし、 滑走ラインの軌跡でも判断できます。が、その時のスキーの 動きを見ていればわかります。 たわみ具合、安定感、スピードなどです。
2について
>『前に乗り出す、前のめりになる』
このような感じは、あまりないと思います。 スキーと一体となって常に落下していく(自分の基本ポジション のまま滑っているという事です)感じだと思います。 ただし、エッジの切り換え時には、スキーが横方向に走っている分、 体がスキーより先に落下していく感じがあると思います。
>あるいは切り替えの時に外スキーをかなり強く踏めばいいだけとか(想像ですが)
切り換え後は、スキーを振る(方向付け)→角付けする→荷重する
の動作だと思いますが、カービングスキーでは スキーを振る動作が少なくなったという事です。そして、角付けは外スキーだけでなく 両スキー同時でかなり強い荷重になると思います。
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Q.12
質問はショートターンについてです。『絞ったぞ うきんが開放されるように』との表現で教えていただいたのですが、大回りのときの ように、フォールラインに対して派手に体を乗り出してスキーが回ってくるようにす るのでしょうか?そうすると、膝の屈伸を速くすればいいということでしょうか?そ うやってみましたが、確かに小回りらしくはなります。ただ、いままでやっていた膝 から下の角付けのみの動きは間違いなのかなぁと整理がつきません。また、ベンディ ングターンの時はどうなのでしょうか。正しいショートターンの動きを教えてくださ い。スキーはカービングスキーを履いています。 よろしくお願いいたします。
(Iさんより)
A.
>『絞ったぞ うきんが開放されるように』
この表現は、上半身と下半身の捻りの開放をターン始動時に 使うという事ですが、これは大回りでは小回りより小さくなります。
> フォールラインに対して派手に体を乗り出してスキーが回ってくるよう
大回りではこういう感覚があるときもありますが、小回りでは、 上半身が常にフォールライン方向に落下していき、下半身(脚部)でスキーを 操作する。ような感覚だと思います。
> 膝の屈伸を速くすればいいということでしょうか?
速くなることは間違いないと思いますが、脚部の左右への振り出しが大切だと思います。
> 膝から下の角付けのみの動きは間違いなのかなぁ
膝から下の角付けのみだと、どうしてもズレの多いターン孤になりがちです。 カービングスキーでキレのあるターン孤を作ろうとするならば、腰から下、さらにはもっと 上の部分から角付けする意識が必要だと思います。
> ベンディングターンの時はどうなのでしょうか。 ベンディングはエッジの切り換え時に脚部を曲げる。重心の上下動を無くす。重心移動を 最短距離で行う。脚を曲げながら重心(上体)を谷側(フォールライン方向)に移動させる。
> 正しいショートターンの動き
正しいショートターンと言われると、困ってしまいます。 ただ、カービングスキーになってから
・今までより、ターンの早い時期からエッジで捕らえられるようになった。
・カービング部分(ズレのない)が多くなり、孤が大きく、深くなった。
・このため、脚部の左右の動きが以前より大きくなった。
・スピードも以前より速くなった。
以上のような事がいえます。
また、基本的に
ターン開始時、またはゆっくり滑るときはストレッチング系(伸身系)
スピードが速い(又は速く滑りたい)ときはベンディング(屈身系)に
なるはずです。
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Q.11
初めまして。
SIAのHPからこちらにたどり着きました。 スキーシーズンもすぐそこまで近づいてきました。 今シーズンは初のゴールドに挑戦しようと考えているのですが、 いまひとつ種目に対する理解不足に悩んでいます。
パラレルですが、これは前半からカービングでいくのか、SAJでいうところのコンフォート、前半ずらして後半カービングでいくのか、どちらがベストなのでしょうか。 (自分のアドレスがないため掲示板での質問になり、失礼致しました。)
(Fさんより)
A.
カービングスキー全盛になり、パラレルというとエッジをズラさないレールターンのみ、という人を多く見かけます。
しかし、パラレルターンの基本は、コントロール(スピード、ライン)にあるとおもいます。ゴールドの検定では、スピードが重視されますがやはりコントロールされたスピードであることが大切です。また斜面の設定が悪雪を含む、となっているので単にカービングで滑り降りるのではなく、自分で滑走ラインを決め、そこをハイスピードで滑れるようにしたほうが良いと思います。
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Q.10
3〜4年前、サンシャインのスキー学校で校長先生のプライベートを受講したとき、「ブーツが堅いせいかもしれないが、足(すね)の動きがあまり見られない」と注意を受けたことがあり柔らかめのブーツ(ノルディカのドーベルマンXS)を試乗しましたが、ブーツが、柔らかくて、頼りなく、また、スキー操作もうまくできない印象でした。メーカーの方はテクニカル、クラウンレベルでも十分使用に耐えるといっていますが、もっと堅い(ドーベルマンS)ブーツにした方がいいか、やはり柔らかめのブーツを購入した方がいいか、迷っています。
(Nさんより)
A.
さて、ブーツの硬さですが、私も中川さんと同じように かつて競技をやっていた頃は、できるだけ硬いブーツを履きたいと 思っていました。実際、硬い靴のほうが調子が良かったと思います。
ですが、現在は硬いブーツよりはある程度(この程度が問題ですが) 軟らかいほうが良いように思います。
私の場合は、レッスンで教えるということもあり、動きを見せるということで やわらかいブーツが必要、ということもありますが。
また、現在のカービングの技術では、雪面からの重心の高さを変えずに、ポジショ ン移動することが多く、そのために足首と膝の曲げ伸ばしが頻繁に行われます。
その時に硬いブーツですと、必ず重心が後ろに移ってしまいバランスを崩す原因 となってしまうように思えます。
上手く表現できませんが、硬すぎるブーツよりもやわらかめのブーツのほうが良 いように思っています。とくに夏場、ショップ内で履いた感じよりも冬にゲレン デで履いた感じのほうが硬くなりますから。
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Q.9
マテリアルについて質問があります。クラウンを受験した際に私は、2年前のサロモンSUPER AXE EQIPE 3V 176cmを使用していますが、数人の方が、大回り、総滑と、小回り整地、小回り不整地とスキーを変えている人がいました。最近は、技術選でも大抵ののデモは2本用意以上用意しているようですが、今年は、私もスキーを取り替えようと思っています、そこでやはり、大回り、小回り用と2本用意した方がいいのか?1本でいいのか?スキーのせいにはしたくありませんが、2本用意することで、点数が、出しやすいのなら、と思うと悩んでしまいます。どうか、いいアドバイスをお願いいたします。
(Nさんより)
A.
私はデモ選に出るときに一応3台 持っていきました。172cm、182cmのSTC、186cmのMAX CROSSです。
ただし、186cmはGSのみ182cmはシュテムのみで、その他小回り、 大回り、総滑は172cmで行いました。
上の選択が成功だったかどうかは、はっきりとは確信できません。 全般的にいまいちだったもので。ただ、172cmが一番感じが良かったもので ほとんどそれで出ていました。
他の選手を見ていると、いろいろで、1台で出ている者もその長さは 170cm位から180cm位までのようでした。
2台使っている者では、160cm代と170cm代とを使い分けている者が多かったよう に思えます。
私の感覚で言うと、1台ならば170cm、2台ならば160+αcmと170+αcmを使い分け るのが良いかなという感じです。
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Q.8
今月テクニカル取得いたしましたが、クラウン取得に当たり、検定員の先生から特に大回りで、丸い弧を描けるように谷まわりでの捉えを早くするように。また、コブや整地での小回りも丸い落差のあるターンを描くけるように練習してください。と言われました。が、ビデオや本などを見ましたが、「丸い弧」と言うのが、うまくイメージできません。何かよいアドバイス及び練習方法等ありましたら、宜しくお願いいたします。
(Nさんより)
A.
今のカービングスキーの場合、大回りは
レールターン
の延長上にあると思います。
丸い孤をつくということは、緩斜面での、レールターンのイメージを 中、急斜面に活かすことです。ただ、中、急斜面では、斜度による落差、 重力の影響が出てきます。ですから、谷回りでスキーを踏む(スキーをズラすことなく 撓ませる)ことが難しくなります。
谷回りでスキーを撓ませるためには、重心をターン内側(スキーよりも谷側)に置き、 脚を伸ばすことが必要です。
谷回りの捉えを早くするということは、重心移動を素早く行い、脚の伸ばしによりスキー を素早く撓ませることによって、回転力を生み出す、ことだと思います。
小回りの場合は、大回りと若干違うように思っています。 上の滑り方を単に早く、孤を小さくしただけでは、急斜面が滑れません。 小回りは半円弧をつないだラインではなく、ひらがなの「し」の字を連続させた
イメージ
だと思います。
ターンの始めは必ずスキーを振る動作が必要、それによりスピードと孤の大きさを 調整する。今のカービングの小回りは、従来の小回りよりも振り幅が小さくて済む ようになった、と思っています。
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Q.7
カービングの板を使ってるのですが、カービングターンが出来ないのです。たぶんとらえが遅いと思うのですが、、今年志賀高原に行って、ジャイアントスキー場でどんどんスピードが出て怖くて怖くてもうどうしましょって感じでした、今、SAJの検定で1級ぐらいなのですがどうすれば上手くなりますか?ジャイアントを自分の思うとうりに滑りたいのですが、、、無謀な事なのでしょうか?
(hさんより)
A.
1級を持っているのならば、けっして無謀ではないはずです。
カービングターンの練習は、緩斜面でのレールターンからです。 まず足の裏でエッジの角度をきめる、次は膝、そして腰、最後に体全体の体軸。 この流れで、エッジがずれない踏み方を覚えることです。
ただし、どんなターンでも孤をコントロールしようと思えばズレを調整しなけれ ばなりません。
「とらえが遅い」という感覚はその時のスピードと、イメージしている孤の大き さとのバランスがずれていることも考えられます。
まずは緩斜面での浅い孤から徐々に深い孤を練習することだと思います。
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Q.6
わたしは自分では初級から中級の中間くらいのレベルだと 思っています。コブのない斜面なら30度近くまでは 大丈夫です。コブは全然ダメです。初・中級者コースなら、 ハナ歌まじりで気持ちよく降りてこれます。 でも、もっともっとうまくなりたいんです。 以前、スキーの有資格者に、スキーの基本をみっちりしごかれました。 おかげで基本はできるんですが、なかなか上達しないんです。 わたしは女性で、筋力や持久力はあまりありません。体重も軽い方です。 それが一番の原因かなとは思ってるんですが、ほかにいい上達法は ないものでしょうか。
しかも、スキーで基本を叩き込まれたエッジングや、荷重と拔重は 簡単に抜け無さそうです。カービングスキーで上達するには どういうトレーニングをすると良いのでしょうか。
(Yさんより)
A.
カービングスキーでも、ターンの中盤から後半にかけての動きや目標と するところは従来と変わらないと思います。 従来のスキーでも中盤から後半にかけては、スキーをズレなくたわませ走らせ る。これが目標だったと思います。
カービングスキーになり、ターン前半部が従来はスキーを回旋(または振り出し) しなければスキーの向きを変えられなかったのが、角付けすることでターンが 始まるようになり容易になってきました。(このことがゲレンデの暴走族を増や した原因)
練習方法ですが、「キレとズレを意識して使い分ける」ことを念頭において 行う必要があると思います。
キレのための練習としては、プルークボーゲンの角付けを強めた稲妻プルークと か、そこから発展したレールターン。ズレのない斜滑降、そこからのジャンプ。 などが初歩的なものだと思います。
これらの練習を行うときに気をつけることは、エッジを立てるのはスキーに近 い体の部分を使うということです。足裏(足首)−膝−股関節−腰−上体の順に 使うこと。
膝を動かさなくても、足裏だけでカービングはできます。こういう感覚を体感 してからスピードや弧に合わせた重心移動、抜重しないエッジ切り換え、スキー の走らせ方などを練習すれば良いのではないでしょうか。
ズレに関しては従来からいろいろとやっていると思うので、省きますがただブー ツを中心にした回旋を覚えることが重要だと思います。
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Q.5
シェーレンターンというのが良く分からないんですが、 ステッピングターン踏み蹴りのことですか?
(Kさんより)
A.
SIAでいうシェーレンターン(すこし前まではシェーレンウムシュタイクシュブングと言っていました)というのは SAJでいうステップターンのことですが、踏み出し(山開き)、踏み蹴り(谷開き) 両方を含みます。
最近のカービングスキーでは平行開きと同一視される傾向があるようです。
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Q.4
まわしこみが足りないとよく言われるのですが、意味がわかりません。よい練習方法 があったら教えてください。
(Mさんより)
A.
おそらく、小回りでスピードのコントロールがあまり出来ないのではないでしょ うか。回しこみとは、フォールライン方向に対してスキーを横に向けていくことです。 そうすることによって、ターン弧を深くでき、スピードもコントロールできます。 練習方法としては、上体をフォールライン方向に向けたまま、スキーを横に回す ような練習でしょう。(上半身と脚部の逆ひねり)
シュテム動作からスキーを横に回す。
直滑降から急停止。
テールジャンプの小回り。 など、
いずれも中斜面以上の斜度がないと効果がないかもしれません。 では。
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Q.3
緩斜面ではウェーデルンらしき滑りはできますが急斜面では雪面をとらえきれませ ん。 エッジングが甘いのではと判断していますが(谷足がながれることあり) 多忙中恐縮ですがよきアドバイスお願いします。
(Nさんより)
A.
急斜面のウェーデルンでは、ターン後半最後に内足のアウトエッジで雪面を とらえることが必要だと思います。 小回りではターンの最後にいつも内足アウトエッジに荷重(結局、両足荷重) する意識で練習してみれば良いのではないでしょうか。
簡単ですが、この位で失礼します。
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Q.2
私は、51歳 パラレル 大回りはできますが、どうしてもウエーデルンができませ ん。 左足に乗り込めなくて、右回りが不得手です。したがって小回りの時 左にながれる のです。どうしたらいいでしょう。 また、カービングスキーなら比較的簡単と聞き ましたが、どうでしょうか。 カービングスキーはどのメーカーの何がいいので しょうか。教えてください。
(スキー歴15年 2級チャレンジ3回失敗 Hさんよりさんより)
A.
左にながれるというのは、左足に乗り込めないこともあるでしょうが、 左足のひねり動作が足りないということも考えられます。 練習の一つに、テールジャンプウェーデルンがあります。ジャンプを使ってテー ルを左右に振りますが着地した後にスキーを捻りこみ、たわませスキーの返りを 使って次のターンに入るようにします。 カービングスキーを使うと今までのウェーデルンとは違う小回りになります。 角付けだけである程度ターンしてくれるので、それだけに頼るとスピードコント ロールができなくなります。 カービングスキーはすべてのメーカーが現在も思考錯誤して開発している段階だ と思います。 また、特にどのメーカーが良いということはいえないと思います。 ただし、初めてカービングを履くのでしたら長さは170〜180cm トップ幅95〜105mm、センター幅60〜70mm、テール幅90〜100 mmくらいが良いのではないでしょうか。
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Q.1
ひざの吸収の仕方がよくわかりません。とくにコブ斜面での吸収が。
(Oさんより)
A.
まず、ひざの吸収とのことですが、コブ斜面などを滑走する場合、 「目線を上下させないように斜面に合わせて脚の曲げ伸ばしをする」ことだと 思いますが、膝だけでなく、足首、股関節の曲げ伸ばしも必要です。
スキーの運動全般に言えることですが、脚の曲げ伸ばしということは 足首、膝、股関節のバランスのとれた曲げ伸ばしだということです。
大回りでも小回りでも曲げることより伸ばす意識を持つ。 伸ばすときには板に対して垂直に立つ感じで伸ばす。 雪面に対していつも同じ圧を加えているようにする。
こんなところでどうでしょう。 では。
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