50代のスキー 50代からのスキー
「準備編」
⇒テクニック編

50代のスキー 50代からのスキー
私自身が50歳になり、体力・筋力の衰えを感じています。
そこで、体力や筋力がなくても楽しめるスキーを提案していきたいと思います。
昔スキーをしたが最近はご無沙汰の方、これから始めてみようという方の参考になれば幸いです。
・・・・・SIAスキー教師 山嵜昭彦(2007/10/07)
用具について
まずは用具の選定です。昔に比べて用具の進歩は著しいものがあります。
「スキー(スポーツ)は道具から」という言葉もあながち違うとは言い切れません。

1、ブーツ   2、スキー   3、ストック   4、サングラス・ゴーグル

テクニック編(作成中)



1、ブーツ 私が今まで履いたことのあるメーカーは
    コフラック、 ノルディカ、 ラング、 ライケル、 テクニカ
「TECNICA DIABLO RASE PRO 130 25.5cm」 現在は「TECNICA DIABLO RASE PRO 130 (24.5cm)」です。

ブーツは足型があるので、どのメーカーが良いとは一概に言えません。ただし、言えることは「リアエントリー」は選ばない方がよいということです。

私はライケルの時にフロントバックルとリアエントリーモデルを両方履きましたが、リアはフィット感がその前に履いていたものとずいぶん違っていたので、パットを張ったり、シェルを切ったり削ったりして相当苦労した思い出があります。

リアエントリーモデルの良いところは、脱ぎ履きがし易い、車の運転ができる(オートマに限る)ことぐらいです。
スキー操作のことを考えたら、フロントバックルタイプにするべきです。(もっとも最近はリアエントリーは、初心者モデル以外はあまり見かけなくなったようです。)

ブーツを履き比べる時に判るのは、フィット感(自分の足に合っているか、部分的な当たりはないか)とフレックス(硬さ:膝・足首の動きやすさ)でしょう。

フィット感は人の好みもありますが、ゆるいものは止めたほうが良いでしょう。スキー操作のことを考えたら、ピッタリしたサイズを選ぶべきですし、ブーツのインナーパッドは使っていくうちにつぶれてくるので、中は広がっていきます。

フレックスは脚の前後方向は柔らかく、横方向に硬いものが良いといわれていますが、これも一概には言えないでしょう。

私は全体的に硬めのほうが好きです。脚力が落ちてきても、ブーツに頼って滑ることができるからです。柔らかすぎるブーツは常に自分の脚力で自分の体重(時にその何倍もの重さ)を支えなければなりません。
ただ、硬いブーツは脱ぎ履きが大変になることがあるので、気をつけなければならないでしょう。
また、寒くなるとブーツシェルが硬くなるので、ショップで履く時に考慮する必要があります。
(2007/10/7)

(追記)
脛の前傾角も考慮すべきです。初心者は慣れていないので、直立の姿勢が取れる、前傾角の小さいものが良いとか、上級者も前傾が少ない方が良いなどという人もいますが、私はある程度深めの前傾があった方が好きです。
ブーツを履いただけで、滑走ポジションが取れていた方が、滑ることだけ考えた時には良いと思います。
ただしこれは、疲れやすいという人もいますが、慣れの問題といってもいいのではないかと思います。
(2007/10/10)





2、スキー 私が今気に入っているのは、
「VOLKL SUPERSPEED 168cm」
「VOLKL SUPERSPEED 168cm」
と「VOLKL RACETIGER SL 155cm」
VOLKL RACETIGER SL 155cm
の2台です。
SUPERSPEEDは高速系、RACETIGER SLはSL競技用です。
カービングスキーになって、大回りも小回りもどちらも気持ちよくできる板というのがなくなったような気がします。

しかし、一般のスキーヤーにとって大回り用と小回り用の板をそれぞれ揃えるというのは酷な話だと思います。(お金がうなっている人は別ですが)

私が薦めるのは、大回り系の板の方です。
私が今まで滑った感じでは、小回り用の板は小回りしかできない。極端な話、50cmのミニスキーで大回りもしくは大回転をしても面白くもないし、タイムも出ない。

現在の長めのスキー(170cm以上?)ならば大回りも小回りもそこそこできる。
昔、2mの板でSLをやっていたことを思えば当然ですが、カービングのみで滑ろうとすると、大回り系の板で小回りはできないと感じるのでしょう。

カービングスキーでも、板の回旋やズラしを使ってターンする。それがスキーの楽しみ方のような気がします。
ですから、男性で170〜175cm、女性では160〜165cm位の大回り用の板がオールラウンドに、気持ち良く使えるのではないかと思います。
(2007/10/10)



3、ストック  ストックの長さは昔よりも短くなっています。
私の場合、昔は120〜123cmを使っていたのが、現在は113〜115cm位です。

カービングスキーになって、内傾角が深くなったことと、切り換えの時に立ち上がりが少なくなった為、低いポジションのままストックを突くことが多くなったとが理由です。

ただし、短いストックは推進滑走がやりにくい、新雪を滑る時に具合が悪い(リングの形状もありますが)高い姿勢で楽に滑る時に使いづらいなどがあります。

そこでお奨めは長さの調整できるストックです。
ロシニョール+シナノ+ケルマ
これは私が使っているもので、シャフトはロシニョール、グリップはケルマ、ストラップはシナノと寄せ集めです。
長さは105〜125cm位まで変えられるようで、なかなか使い勝手も良いです。
ただシャフトがアルミ製なので若干重いかもしれません。カーボン製の細いシャフトが多少値は張りますが、良いかもしれません。
ただし、モノによって突いているうちに短くなってしまうものもありますので購入する時には、ショップでよく使い方などを聞いた方が良いでしょう。(2007/10/17)

下はシナノの「FLEET」115cmです。グリップに付いているプレートが小指、薬指を押さえてくれて、コブ斜面などでストックワークが楽になります。
SINANO FLEET

ストックの長さについて、私の場合は、高い姿勢で基本動作(シュテム、パラレル)のデモンストレーションをする場合なら117cm位、普通に気持ちよく滑る時で115cm位、コブの小回りは113cm位が使いやすいような気がします。ちなみに私の身長は167cmです。 (2007/10/21)



4、サングラス
ゴーグル
サングラス、ゴーグルも重要。
私は現在、ブリコのサングラスとゴーグルを使っていますが、ブリコのレンズがとても見やすくて好きです。
ブリコ サングラス
このサングラスはレンズが3種類付いていて、かけた感じや滑った時の具合も良好です。

私は近眼なので、コンタクトをして滑ったり、度付きのサングラス、眼鏡にゴーグルをしたりといろいろです。
ただ不便なのは、眼鏡にゴーグルというのは曇りやすいということです。その為にゴーグル内の換気をするためにファンが付いたタイプや、ゴーグルのレンズに熱線が入ったタイプのゴーグルもあるようですが、デザイン的にこれはというものを知りません。
もしご存知の方がいましたら、教えてください。(2007/10/21) ブリコ ゴーグル


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